購入した中古住宅を壊さずにリフォームして居住する場合には、立地や環境も大切ですが、
住まわれる「建物自体」もとても大切です。
環境や立地だけで契約を決めず、以下のように、建物についてもしっかりと確認することが、
失敗しない中古住宅購入につながります。
購入した中古住宅を壊さずにリフォームして居住する場合には、立地や環境も大切ですが、
住まわれる「建物自体」もとても大切です。
環境や立地だけで契約を決めず、以下のように、建物についてもしっかりと確認することが、
失敗しない中古住宅購入につながります。
耐震性や断熱性などの基本性能を確認せず中古住宅を購入した場合、耐震補強や断熱性向上のための
工事に予定外の大きな費用が掛かってしまう場合が多々あり、せっかく割安な中古住宅を取得しても、
それら工事費用の上乗せにより、新築と変わらない位の予算となってしまっては本末転倒となってしまいます。
建物の引き渡し前に壁を壊して中の構造物を見ることは出来ませんが、せめて床下や小屋裏を覗き、
その状態を確認したり、断熱材や見える範囲の構造材に何が使われているかなど、
可能な範囲で最大限のチェックをすることが大切です。
(中古住宅購入チェックポイントシートはコチラ)
そうは言っても、専門的過ぎて良く分からないという方は、
まずは国土交通省住宅局監修のインターネットでできる簡易診断「誰でもできるわが家の耐震診断」などを活用するのも良いでしょう。
また、時間が無かったり、面倒臭かったりする方や、より安心して物件購入を決めたい方などは、
専門家による正しい診断を受けるのも良いでしょう。
ただし、チェックの結果、万が一修繕が必要であっても、
その物件を購入してはいけないと言うことではありません。
修繕すれば快適になるかどうか、修繕費を見越した資金の計画が出来るかどうかなどをしっかり検討し、
それらがクリア出来るのであれば、満足のいく中古住宅購入が可能となるのです。
流通している中古住宅には、様々な工法で建てられた建物があります。
在来工法と呼ばれる木造軸組工法や、ツーバイフォー、プレハブ、重量鉄骨、鉄筋コンクリートetc...。
それぞれの工法にはそれぞれの構造的特徴があり、
当然リフォームするにも出来ること出来ないことがあります。
例えば、木造軸組工法の場合、家を支える柱を切って空間を広くすることが難しかったり、 外壁が重要な構造物であるツーバイフォーなどは、窓を大きくしたり、 窓が無いところに新たに窓を付けることが難しかったりします。
ですから、中古住宅を購入して、大規模なリフォームを検討している場合は、
希望するリフォームが 可能かどうかを判断した上で購入することが大切となります。
物件を選んでからリフォームの打ち合わせをしなければならないなどと言う決まりはありませんので、
まずはリフォーム業者や建築士などと打ち合わせをし、
リフォームのイメージを固め、希望するリフォームが
出来る物件を一緒に探すというのも一つの賢い方法です。
せっかく購入した中古物件をいざリフォームする際に、
構造的に希望するリフォームが不可能なんて事になってしまったら、
そのショックは計り知れません。
そんなことが無いように、少なくとも物件の契約前に希望のリフォームが 構造的に可能かどうかの確認を必ず行うことが大切です。