「うだつ」とは、隣家との間についた小さな防火壁のことである。 この"うだつ"状のものを南面にある大きな開口の両脇に1間幅で設置したのが「うだつの家」である。 防火のためではなく、周囲の環境からプライベートな空間を切り取るためのものであり、 光と景色を十分に取り込みながら、室面の隠蔽を実現している。