住宅密集地にある敷地面積28.63坪に建設した一人暮らしの女性のための家である。 施主のライフスタイルに合わせ、仕立てた被服のようにフィットした「小さく住まう家」は、 住人の心と暮らしを豊かにする。ワンフロアで生活の主要な行動全てがまかなえる動線や機能面と、 外へ、空へ向かう視線の「ぬけ」を並存させ、 視線を遮らない開放的で清々しい空間の実現にも腐心した。